鴻応山(豊能富士) 寺田登山道ルート 牧バス停~山頂までのルートを徹底攻略 2022年度5月

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寺田登山道入り口の藪エリア

はじめに

今回探検したのは、大阪府豊能郡豊能町と京都府亀岡市の県境にある鴻応山。その山容が、かの富士山に似ていることから「豊能富士」と呼ばれている。
かつてコウノトリが生息していたらしく山名の由来にもなっている。コウノトリは里山に囲まれた水田や河川のある里地を好んでいたが、ここ鴻応山周辺もまさにそのようなのどかな里地が広がっている。

山間部の田園風景


今回紹介する鴻応山の登山ルートは、次の3ルートである。
〇寺田登山道ルート 本ページ
〇牧登山道ルート https://pekoosa-tankentai.com/wp-admin/post.php?post=177&action=edit
〇柚原越えルート https://pekoosa-tankentai.com/wp-admin/post.php?post=253&action=edit
 

寺田登山道の印象は「荒れている・短い(時間がかからない)・割ときつい」である。特にこのなかで強調したいのは「荒れている」ということだ。まず登山道の入口が一番ひどい。草木が生い茂り、一見そこに道があるとは分からないレベルだ。初っ端から藪漕ぎという人を選ぶルートである。その後も笹ブッシュや倒木地帯と荒れた低山に不慣れな方には割と不快な行程になるかもしれない。それでも歩きたい方は藪や虫がましになる冬場をおすすめする。
メリットとしては3つのルートのなかで登山口から山頂まで最短でいけるということだろうか。
 
牧登山道ルートは西側から入るルートで、3つの登山道のなかで最も歩きやすいルートだ。
まず他のルートより登山口がわかりやすい。道中には緊急通報ポイントや案内板があり、道しるべのテープも短い間隔で結び付けられているため、道迷いをすることもない。荒れているポイントもない。登山口近くには、市杵島姫神社や卵かけご飯の店もある。
よって鴻応山オフィシャルルートといえる(かもしれない)。どの登山道にするか迷っている方は当登山道にしておけば問題ないだろう。
 
柚原越えルートは寺田の集落から登山道に入り、山の東側を歩くコースだ。集落には登山道入り口への案内はなく、わかりづらい。しかし登山道に入ってからは赤テープがルート沿いに結び付けられているし、尾根にとりつくまでに勾配はほぼないため、安心して歩ける。県境の少し手前の尾根にとりつくポイントは、倒木により若干わかりづらくなっているので予め確認しておきたい。

公共機関でのアクセス

公共機関は阪急バスをつかうことになる。

●池田発の場合は、阪急池田駅前4番乗り場から
右図の「希望ヶ丘4丁目行」の牧or■マークの付いた時間帯のバスに乗車(所要時間約45分)。

午前中の便は平日の7:31のみ
 帰りの牧→池田行のバスは最終便が15:31
 (乗り過ごした場合は希望ヶ丘4丁目バス停まで            
 歩けば21時台まで1時間ごとにバスがある)

●千里中央や茨木駅からも牧バス停にアクセスで 
 きる。(乗り継ぎあり)

ルート図

所要時間

①牧バス停ー35分→寺田登山道(登山口)
②寺田登山道(登山口—30分→寺田・牧登山道合流地点
③寺田・牧登山道合流地点—20分→柚原越ルートとの合流地点
④柚原越ルートとの合流地点ー10分→山頂

鴻応山(寺田登山道ルート) ルート案内

①牧バス停~寺田登山道(登山口)

牧バス停で下車し、国道を亀岡方面(写真は亀岡側を向いています)に約50m程歩く。
奥に写っている山が鴻応山。堂々たる山容だ。

一つ目の信号で道路の反対側にわたり、東側にのびる舗装された農道を進んでいく。
ここからは登山口まで一本道

道なりに進んでいく。

林道を2回ほど抜けると・・・

正面に材木置き場と作業小屋、左側に栗農地が見えてくる。

左手の農地の右奥にある獣除けの柵(トタン)沿いに登っていった所から登山道へははいることができる。
ちなみに数年前にここを訪れた方のブログを拝見したところ、当時のこの場所は2022年5月現在よりもひらけており、登山道の入口とわかりやすかった様だ。現在は新たな木が植えられ、踏み跡も消えているため、非常にわかりづらい。

②登山口→寺田・牧登山道合流地点

ここが入口だ。見ての通り草木が道を覆ってしまっている。大概の方はここでテンションが急落してしまうかもしれない。まぁ、とりあえず・・・藪漕ぎしよう。

※注意ポイント 少し藪漕ぎすると右手にいかにも登山道っぽい杉林が見えてくる。左のトタン沿いは相変わらず藪。
どちらに進むのが正解なのか・・・答えは左の藪である
杉林を選択すると途中で道を見失う羽目になる。

トタン沿い進んでいく。目を防護する装備があれば比較的ガシガシ進んでいける。

まさに密林状態。夏場は不快感マックス間違いなし。

第1藪漕ぎエリア終了。

藪漕ぎエリアを抜けると比較的ひらけた尾根道を進んでいく。勾配が急になり、深く堆積した落ち葉に足を取られるため、少しきつめのエリアだ。

第2藪漕ぎエリア。
勾配のきついエリアを抜けると、次は笹ブッシュ。入口の藪程はひどくはない。

笹ブッシュを抜けると、拓けた林の中を歩いていく。若干倒木は目立つが道を見失うことはない。

しばらく歩くと次に待ち受けてるのが倒木エリアだ。
道を塞ぐように倒木が横たわっているが、左側を歩けば回避できる。


倒木により一見道がわかりづらいが、進行方向を見失うことはない。
ここも左側を歩けば倒木を回避しながら進める。

倒木エリアを抜けると間もなく牧・寺田登山道の合流地点が見えてくる。

分岐点の看板

進む方向は上の写真の通り。
手前(南方向)の寺田登山道から来た場合は、そのまままっすぐ(北側)に進んでいく。
牧登山道で下山する場合は左側(西方面)に進む。

③寺田・牧登山道合流地点→柚原越ルートとの合流地点

合流地点を超えてからは勾配がきつくなるが、道はここまでの過程のなかで一番きれいな区間。

目印のテープもしっかり配置されているので、迷うことはない。

※注意ポイント 進行方向が変わるポイント。
黄色いテープに気づけばルートが右側に続いていることがわかるが、そのまま真っすぐいかないように注意したい。

右側に曲がると道がかなり狭くなり、背の低い笹が道を覆い隠すように生えている。
道の右側は急斜面になっているため足を踏み外さないように注意が必要だ。

道が細くなっているエリアを抜け、斜面を登っていけば本尾根にとりつける。山頂までもう少しだ。

本尾根に到着。
ここは東廻りの柚原越えルートとの合流地点でもある。
進行方向は上の写真の通り。

④柚原越ルートとの合流地点→山頂

柚原越えルートとの合流地点からは西に向かって尾根沿いを歩いていく。

一本道なので迷うことはない。山頂は目の前だ。

鴻応山 二等三角点
山頂からの展望はない

お疲れさまでした。山頂に到着です。
山頂はひらけており、人もあまりこないので静かな時間を楽しむことができる。
山頂からの眺望はないが、山頂から少し北に行った場所にある鴻応岩からは、京都西山を望むことができるらしい(今回行くの忘れてた)。

〇牧登山道ルート https://pekoosa-tankentai.com/wp-admin/post.php?post=177&action=edit
〇柚原越えルート https://pekoosa-tankentai.com/wp-admin/post.php?post=253&action=edit

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